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大腸内視鏡
大腸の内視鏡診断技術は日本は常に世界をリードしており、新技術が定期的に開発され世界からも日々注目されています。
初期段階の癌であれば内視鏡で的切除で治療が終わることが多いです。外科手術と比べて体への負担も軽減され高齢の方や合併症が気になる方にはあまり向いていません。
便大腸検査の種類
血液検査→大腸がんの腫瘍マーカーであるCEA、CA19-9
- 便潜血反応検査→一般的に健康診断で大腸がんのスクリーニングとして行われている検査法
- 注腸造影(バリウム)検査→事前に食事制限(検査食など)を行い、お尻からバリウムと空気を入れてX線を用いて大腸の内部を観察
- 大腸内視鏡検査→洗腸液を飲んで大腸をきれいにして、お尻から直径10〜12ミリの内視鏡(ファイバースコープ)を挿入して直腸から盲腸(回盲部)まで大腸の内部を観察
- 新しい検査法→@カプセル内視鏡ACT内視鏡BPET
便潜血検査
早期がんの約50%
何もなし・ポリープ
進行がんの約20%
陰性93-4% このうち 大腸がん約0.1-0.2%
早期がんの約50% 何もなし・痔など 50-70%
進行がんの約80% 陽性6-7%このうち ポリープ・その他 30-50%
大腸がん 約2-4%
*つまり1万人の中で大腸がんが30人いたとすると・・・ 便潜血陽性600人 何もなし 400人 ポリープ・その他 180人 大腸がん 20人 10000人 便潜血陰性9400人 何もなし・ポリープなど 9390人 大腸がん 10人 便潜血反応陽性のひとは、陰性の人に比べれば、癌の確率が10倍も高いのです。また、ポリープなどの前癌病変の頻度も高いと言われています。
大腸がん治療
内視鏡で治療できる大腸がんについてですが、大腸壁の粘膜に大腸がんがとどまっている場合や粘膜下層部分に浸潤している場合は他臓器への転移は考えられませんが、がん部分を切り取ることでがんをなくすことができます。
内視鏡治療でできることは
- 2cm未満のがん切除
- がん組織型が分化型
- 粘膜の下層にがんが浸潤している場合に垂直距離が1ミリ未満
但しこれらはあくまでも目安であるので場合によっては外科手術が必要になる場合もあります。