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内視鏡Q&A
上部内視鏡挿入時の呼吸法とは
内視鏡挿入時、反射が強いときは、患者さんが緊張し
ている事が多い。従って緊張をほぐす意味でも深呼吸をさせると良い。
内視鏡が口または鼻から挿入されているため、呼吸の吸気は鼻から、呼気は口から行う。
「鼻から息を吸ってゆっくり口から吐いてください」
内視鏡検査時の唾液は飲み込んでも良いですか
内視鏡検査時も唾液が分泌される。唾液を
飲み込んでしまうと、気管などに入ってむせてしまう事もあるため、可能な限り頬の力を
抜いて口の端から流し出すようにする。
上部内視鏡検査前日は検査食が必要ですか
通常の患者さんであれば、原則前日の22時以降
に食事を摂取しなければ、上部消化管に食物は残らない。もし残っていた場合は、何らか
の原因で消化管運動機能異常が疑われる。従って、特別な検査食は通常であれば必要とし
ない。
検査中は目を閉じていても良いですか
目を固く閉じることで、肩に力が入りまた視覚がな
くなることでよりスコープの動きを感じ、意識が喉に集中することで帰って咽頭反射を助
長してしまう。
むしろ目を開けて、遠くをぼんやり眺めるようにするほうが良い。
上部内視鏡検査中、苦しくて我慢できないときはどうしたら良いですか
検査中はスコープ
の挿入により患者さんが言葉で意思を伝えられないこともあるため、事前に「検査中に苦
しいときは手で合図してください」と案内があります。但し、以前にも上部内視鏡検査を
受けて非常に辛かったという訴えがあるときは、経鼻内視鏡検査や鎮静剤を使った内視鏡
検査をお勧めします。